2019/08/15①

朝から口見舞い客が30人ほど次々に訪れる。

94歳になる祖母の姉は驚くほどシャキシャキと元気でにぎやかで、太陽みたいな人だった。
かつて詩吟を習っていたというその人は、横たわる祖母の顔を見つめ線香を上げたあと、祖母のために自作の歌を歌っていた。若い日の思い出を懐かしむ歌だった。
祖母のお姉さんがずっと元気で長生きしてくれることを願う。

天気は一時的な強い雨、曇り、晴れを繰り返していた。
見舞い客にお茶を出しては下げ、お悔やみに駆けつけてくれたお礼を言い、従兄の子(小学1年生。祖母の枕元の御膳の山盛りご飯は減るのかどうか確認にきた。彼女いわく「減ってた」)の遊び相手をし、バタバタしているうちに午前中が過ぎた。

ようやく家の中が家族だけになり、まどろみ。